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GLAUBELLCOFFEE/グラウベルコーヒーの日記です。
最新コーヒー情報、コーヒーの楽しみ方を伝えたいです。 |
文京区小石川のCORBで「Tシャツと 」展をやっています。
〜31日(火)まで
いろいろな方のTシャツがあって会期中もどんどん作品が増えて、
楽しくなっているようです。
その中にドーナツドリッパーのTORCH 中林さんのTシャツもあります。
ちょっとカッコいいので紹介させてもらいます。
ドーナツドリッパークロに合わせて、クロのTシャツです。
Tシャツのデザインについての中林さんの言葉です。
「コーヒー豆のアウトラインです。
(実際は、コーヒー豆に反射した光のアウトラインです)
コーヒー豆の全景を描かなかったのは、、、
コーヒーは、まだまだ、知らない未知の魅力であふれている、とか
さらに、自分はコーヒーのすべてをわかっているわけではない、
とか、、、
そうすると、半分くらい見えている(確認できる)感じが丁度いいのか
なぁと。
それでも、コーヒーのことが大好きなので、全面に印刷してみました。」
下のほうには
DONUT COFFEE DRIPPER
for HAND DRIP USE.
とはいっています。2200円。ぜひCORBへ!
今のCORBのコーヒーは
ストレート:エチオピア イルガチェフェと徳之島コーヒー
アイスコーヒー:メキシコ マヤビニック
川口葉子さんの新著『東京カフェを旅する〜街と時間をめぐる57の散歩』の
一番最後の頁を読み終えた時に、「この本は人生の応援歌だ」という言葉が
浮かんできました。
私たちはカフェや喫茶店に行く度に、いつも元気をもらい、心地よく
過ごさせてもらっています。日々の生活になくてはならない存在です。
しかし店主の深い思いや目に見えない多くの努力や工夫を、私たちは
知らないことの方が多いと思います。
東京の街々に存在するたくさんの小さなカフェや喫茶店の中から
キラリと光を放つ店を57店選び、店や店主に更に光を当てて、
普通だったら見落としてしまいそうな部分まで感じ取り、拾い上げ、
川口さんの言葉で魅力を余すところなく伝えています。
大学時代から20年以上カフェに通いつめ、親密な関係を築いてきた
川口さんだからこそ、愛情と情熱を持って感じることができるのでしょうね。
カフェを造り、創造し続けるにはとてつもなくエネルギーが必要だと思います。
短いながらカフェをやっていたので、そう感じます。
この本は、一生懸命に頑張っている店主たちへの大きなエールなんですね。
そして読者もまた勇気をもらうことでしょう。
私は、これからお店をやろうとする人たちの相談を受けることが
多いのですが、その方々にこの本を勧めたら、何人もの方がすぐに
買って読んで、「元気が沸き起こりました」「やる気を失いかけていましたが
僕も頑張ろうと勇気をもらいました!」などの声が多数寄せられました。
カフェの魅力を伝えるということは、結局は人(オーナーやスタッフたち)の
魅力を伝えていることになるのですね。
今回はお店の紹介だけでなく、6人のオーナーのインタビューがある
ので、余計にそう感じるのかもしれません。6人の個性あるオーナーの
エッセイが大変心を打ちました。
彼らの生き方、考え方に自分を重ね、もっと自分にも何かできるんじゃ
ないか、努力を惜しんでいる部分があるのではないかと、考えさせられ
ました。
そしてこの本のもう1つの目玉は「東京カフェの歴史
〜ジャズ喫茶から二〇一〇年のカフェへ」の部分です。
時系列で1960年から東京で生まれてきたカフェ文化の変遷が記されています。
自分がカフェを味わうことのできる年代になる前からのカフェの
足跡。こんなに素敵で面白いお店があったのだなと羨望の眼差しで楽しく
読みました。
そして巻頭には「ラスチカス 二十二年の日々」が。
東京のカフェを訪れるようになってからカルチャーショックを
受けたラスチカス。このカフェの生まれる瞬間から建て替え工事を経て
新生ラスチカスになるまでの渾身の特集は、東京のカフェの変化の縮図の
ようにも映りました。
カフェの定義は時代と共に変わっていく、定義しきれない。
そんなことを感じさせてくれました。
この本はカフェをやっている人、これからやる人、カフェに通う人、
カフェをとりまくすべての人々への心からの応援歌です。
ぜひ読んでみてください!
▼『東京カフェを旅する 〜街と時間をめぐる57の散歩』
著者:川口葉子 版元:平凡社
冒頭に書いた最後の頁とは、tocoro cafeオーナーの上村雅一さんの
エッセイです。このエッセイで本が終わるというのは印象深いことでした。
夏の暑い時期ですが深煎りでも少し薄めの濃度でドリップして
飲むと爽快感を感じるような気がします!
※薄めにする場合、全体抽出量の半分位まではいつものように
ゆっくり目に抽出して、半分超えたら抽出する湯の量を思い切り
増やしてみてください。
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