GLAUBELLCOFFEE/グラウベルコーヒーの日記です。
最新コーヒー情報、コーヒーの楽しみ方を伝えたいです。
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ホテルのラウンジのような
 






丸山珈琲 小諸店
〒384-0092  長野県 小諸市 平原1152-1
9:00〜20:00 不定休 TEL:0267-26-5506

コーヒーをおいしい!と心から感じてもらうために、コーヒーに関わる者は、頭の中で、どうしたら、それができるのか、いつも考えているものだと思います。

コーヒーは生豆=素材、焙煎、抽出について、こうでなければならないと、こうしないとおいしくなりませんよ、とこれまでの通念で伝えていたようなところがありました。

コーヒーを楽しむ人たちも本や教えてもらったことに、とりあえず忠実にやり、冒険や別の試みなどは、よもや考えることなく、それから外れることは考える人はとても少ないと思います。

私のようなコーヒー屋もお客さんも固定概念や経験値に依存し過ぎると、せっかくのコーヒー豆やコーヒー器具を、味わいきれない、使いきれていないという、皮肉な事態になってしまいます。

守破離という言葉があるように、基本はしっかりと身に付けるけれど、最終的に独自の方法をみつけていくことが、ほんとうに大事であることをもっと伝えなければと、最近痛感しています。

そこに、深いところから気付かせてくれた2人の人がいます。一人は丸山健太郎さん。そしてもう一人は『休みの日には、コーヒーを淹れよう。』の共著でいつも「素人の視点」で私にコーヒーについての疑問をバシバシと投げかける藤原ゆきえさん。

藤原さんはこんなことを聞いてきます。例えば、蒸らしは本当に必要なの?あれは本当にアクなの?最後まで落としきったらダメなの?注湯のスピードはあれでいいの?などなどです。

丸山さんは真剣にコーヒーついて常に考えていて、垣根を超えて惜しみなくコーヒーについてシェアするようなところがある志のしっかりとした人。

ここ数ヵ月特に、とにかく壁にぶつかりつつも、コーヒーをいろいろな方法で淹れたり、焙煎したり、真っ正面から諸々試して取り組んできました。
腑に落ちてきたこと、確認したこと、自信をもてたこと、潔く刷新することも含めて、講座等でお伝えしようとコーヒー講座を再開します。ほんとうに伝えたいことがいっぱいあります。


コーヒー - -
7月は焙煎機廻ります
 
少し一段落しましたが、7月は焙煎をどんどんこなしていかなければなりません。
待ちに待ったメキシコ・フェアトレードコーヒーが24日、横浜に入港しました。順調に通関すると、13日の週から焙煎出来る可能性が高いです。下記の写真のような黄色く完熟する実のコーヒー豆です。

幾つかのイベントでグラウベルのコーヒー豆を提供させて頂きます。
7月4日〜20日 横浜開港150周年記念テーマイベントで「Cafe ハマまど」が東ティモールとメキシコ・マヤビニック生産者組合のフェアトレードコーヒーを提供します。
このイベントはよこはま動物園ズーラシアの隣接地「Y150つながりの森」(有料会場)で開催されます。私も7月7日(火曜)14時からワークショップをします。

もう一つは去年も協力させて頂いたcafe obscuraが参加するap bank fes(7月19日〜21日)でメキシコ・フェアトレードコーヒー(予定)をアイスコーヒー用に焙煎したものを提供させて頂きます。
お知らせ - -
悠久のコーヒー・コレクション
 (06年当時の「もか」にて)

2年前のクリスマスイブに逝去された吉祥寺の「もか」の標交紀(しめぎ・ゆきとし)さんが年月をかけて収集した膨大なコーヒーコレクションが、本日24日より、三鷹市の中近東文化センターで、常設公開されることになりました。(現時点ではウェブサイトに情報がまったく書いていませんが、電話で確認した所、常設展示とのこと)

『コーヒータイムブック』(06青山出版社/川口葉子・藤原ゆきえ・狩野知代)の取材で標さんをインタビューさせて頂いたことを懐かしく思い出しました。(第5章 WE LOVE COFFEE の中の「コーヒー紳士録(1)」に収録)。取材は「COFFEE MUSEUM」と名付けられた部屋でしたが、すばらしい昔のフランスで使われていたドウ・ベロイのコーヒーポットやコーヒーアーン、イギリスのサイフォン、各国のコーヒー豆のパッケージ、etc、じっくり拝見することができ、感激しました。幸運にもたくさん写真に撮らせて頂きました。

標さんが天国へ旅立たれ、福岡『美美』の森光さんが一部引き継がれたことは、噂で聞いていました。ここ東京でも、シメギ・スーパー・コーヒー・コレクションに会いに行けるなんて、心から嬉しく思います。

■展示場所
財団法人中近東文化センター
  (附属三笠宮記念図書館 附属アナトリア考古学研究所/東京 附属博物館)  
    所在地  〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-31
    Tel 0422-32-7111 Fax 0422-31-9453   

    交通  JR中央線武蔵境駅南口より小田急バス10分 西野下車
            JR中央線三鷹駅南口より小田急バス15分     〃
            JR中央線吉祥寺駅南口より小田急バス30-35分 〃 
            小田急線狛江駅より小田急バス35分/京王線調布駅北口より小田急バス20分
      
開館  10時〜17時(入館は16時30分迄)  
休館  月・木曜日(祝日は開館:振替休日なし) 年末年始
  
入館料  一般 800円  高大学生 500円  65才以上400円 中学生以下は無料
三鷹市・武蔵野市市民 100円(中学生以下は無料)
お知らせ - -
ドーナツドリッパーの持ち味を生かす
 
最近のテーマについての途中経過を伝えていきます。

スペシャルティコーヒーの高得点を上げるような個性的なコーヒーの素晴らしい風味や酸味はそのオイル分を抽出しないと味わいにくいということで、コーヒープレス(フレンチプレス)による抽出が最適とされてきました。
ぺーパードリップやネルなどの濾過による抽出ではせっかくの風味等が現れにくいというわけです。
プレスでおいしい焙煎度合のコーヒーはぺーパードリップに合わないものもあります。
それぞれに合う焙煎度合があると思います。今回は焙煎度合は、わきに置いておいて、
最近の流れでは、ぺーパードリップ等で味わうのと、プレスで味わうコーヒーはまったく別の方向性であることを認めると、理解しやすいと思います。

私は、最近スペシャルティコーヒーの中のとりわけ大変個性のあるコーヒーをどうすればぺーパー抽出でおいしくなるか考えてきました。
魅力的で「大変個性のある」コーヒーはあります。プレスで感じるようなぺーパードリップでは味わいにくい風味や快い酸味も、ぺーパードリップでも適したものがあるに違いないと思ったのです。

いろいろな抽出器具を比較し実験してきました。今もやっています。
今のところドーナツドリッパーです。抽出が自然な加速に近いのが一番の理由です。
ドーナツドリッパーは従来、「深煎りのコーヒーを濃いのにスッキリ淹れる」というコンセプトが前面にでていました。でも、個性あるスペシャルティコーヒーは、深煎りよりも中煎りや中深煎りが適しています。そこで、ドーナツドリッパーで中煎りのコーヒーをおいしく淹れることを考えるのです。

ドーナツドリッパーのこれまでのコンセプトは一回頭の中からなくしてください。
先入観なしに、ドリップをしてみると別の味わい方が可能です。(一般的なドーナツドリッパーの使用者は、トリセツに書いてあること以外はやらない傾向にあるからです。深煎りをおいしく淹れられないと、あるいは深煎りが好きじゃない場合は、ドーナツドリッパーが棚に飾ったままになっている人もいるかもしれません)

◎ドーナツドリッパーを使って、中煎り〜中深煎りの突出した個性を持つスペシャルティコーヒーをいれてみてください。いつもよりコーヒー豆は2割増し程度にして、やや粗めに挽き、蒸らし時間をとらずにすこしづつ熱めの湯を注ぎます。おいしくいただけると思います。

オオヤミノルさんに「このドリッパーは痛快やね」といわしめたドーナツドリッパー。
そしてBEAR PONDの田中勝幸さんにドーナツドリッパーを見せたら「抽出器具と
して面白いね」と、その可能性について、あれこれとアイディアを出して下さいました。

器具は、先入観やトリセツやコーヒーの淹れかた教本にあるような淹れかたに固執しすぎると、本当のおいしさの扉を閉ざすことになり。いろいろ試すと面白さが増していきます。

このように今後ますますコーヒーの楽しさをいろいろな角度、方向から提案していきたいと思っています。

*あくまでもコーヒーを楽しみたい方を対象に書いていきます。


コーヒー - -
どうでもいいようなJAZZの話


先日のイベント「COFFEE TALK SESSION VOL.4」で奥野さんと大宅さんという「うたう焙煎人」を目の当たりにして、思いがけなく感動したので、帰りの電車で、一緒だった友人に私の未成熟でアバウトな「私のうたう焙煎人」計画を漏らしてしてしまいました。
 実はこのイベントの少し前に、偶然にも別の友人のふとした思いつきで、JAZZシンガーとして「うたう焙煎人」を目指すのもわるくないと、希望を胸に抱いたところでした。  
 まだ温め中なので口外するつもりはなかったのに、ディモンシュの興奮から、呆気なく露呈。ところが軽い思いつきからの発想に違いないと察知した友人に「かのさんが好きなJAZZアーティストは誰なの?」と突っ込まれ、即答しなかったものだから、
 「JAZZへの熱い心もなくてJAZZを歌うなんて、コーヒー焙煎を思いつきで、やってみようと思うのと一緒ではないかしら!」と指摘されてしまいました。
もちろん好きなアーティストはいるのだけれど、最近JAZZをあまり聴いていなかったので、表明するのが躊躇われただけのことなんですが。
 Michel Petrucciani、Keith Jarrett、大西順子、上原ひろみ(ここまで皆JAZZ PIANISTです)、Anita O’day、Ann Sallyが好きです。9月には東京国際フォーラムでの念願の大西順子が出演するライブに行きます。
 なにかをやるときに、思いつきはだめなのかな(笑)
 私がひそかにファンであるバンドがサマソニにエントリーしています。
よかったら試聴と投票を。 →眞猿
  本日は、たまの音楽ネタでした。

 19日は初めて参加する焙煎のワークショップ。10時から17時まで缶詰です。
  (発送はお休みします)

Music - -
世界難民の日(6月20日)シンポジウムにて
 UNCHR(国連難民高等弁務官事務所)主催の世界難民の日(6・20 SAT)で
グラウベルが焙煎する東ティモールコーヒーを使って、清泉女子大学の女子大生
ボランティアによる抽出で、コーヒーが提供されます。

 → イベントの詳細 

UNCHRの前代表は現在JICA(国際協力機構)・理事長の緒方貞子さんです。
UNCHRの副代表である岸守一さんは、以前グラウベルへコーヒーを学びに
いらしていました。バリスタを目指す岸守さんですが7月から海外転勤が決まり
なかなかエスプレッソを学ぶ時間が取れないそうです。

清泉女子大学では、年に数回この東ティモールコーヒーを使って学園祭等で
コーヒー提供をしています。
お知らせ - -
週明け
 平日の午前は決まって焙煎をしていますが、週末忙しかったので、この日の焙煎は午後からと決めて、かねてから行こうと思っていたヒナタノオトに行ってきました。ここは行ったことがなかったにも関わらず、スタッフの方とメールのやりとりをしていたり、友人が大好きなお店だったり、珈琲つながりのNさんがイベントに参加されたりで、何かとつながりを感じる場所でした。

ここを主宰されている稲垣早苗さんの著書『手しごとを結ぶ庭』 、『北欧の和み デンマークの扉をあけて』は愛読していました。

私のお気に入りのコーヒーカップの作家・加藤仁志さんの作品がいろいろあることに心の中で喜んでいました。この日は沖澤康平さんのガラスの作品を連れて帰ってきました。後で調べたら加藤さんも沖澤さんも岐阜に住む作家さんでした。
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下北散歩
 「下北沢の一番街は、NYのイーストヴィレッジに似ている」といって駄菓子屋のあったところにエスプレッソとプレスコーヒーの店「BEAR POND」を数か月前にOPENしたのはNY生活の長い田中さんです。

下北沢に集まるコーヒー好きに、NYの現場で培ったスペシャルティコーヒーの考え方を浸透させようとする姿勢は、もはやコーヒーの伝道師。彼なりの使命感と情熱と冷静な分析と、NY流?のプレゼンテーション力。「コーヒーにひたすら一生懸命」。先日の奥野さん、大宅さん。そして今日もまたここにも一人いました。
コーヒー - -
コーヒートークセッション
 実にいい時間でした。
今晩は鎌倉のヴィヴィモン・ディモンシュで、京都から六曜社地下店の奥野修さん、オオヤコーヒ焙煎所の大宅稔さんが来て、ディモンシュのマスター・堀内隆志さんの司会で熱いコーヒートークが繰り広げられました。(COFFEE TALK SESSION Vol.04

何を隠そう私は奥野さんの珈琲をいただいたことがありません。(そう遠くない時期、飲みに行かせて頂こうと決心しました)しかし奥野さんが京都のコーヒー好きのみならず、多くの焙煎や喫茶経営に関わる人たちにとっての大きな心のよすがになっていることがよくわかりました。

「うたう焙煎人」でもある奥野さん(ミュージシャンとしてはオクノ修で活動)がアコースティックギターを弾きながら歌ってくれたコーヒーがテーマの曲で、思いがけず涙が出てきてしまいました。隣に座っていた友人も同様の状態に。何なんでしょう。奥野さんの仕事に向きあう姿勢と歌詞とメロディが矛盾のないものだったからかもしれません。
大宅さんもミュージシャンでもあります。みんな、うたう焙煎人ですね。

帰りがけに、大宅さんと話していたら、大宅さんに挨拶をしにきたかわいらしい若い女性がいて、聞くと、今、喫茶店で働いていて、焙煎して独立しようと思っているというのです。
なんと彼女はCafe Douce Ebisで徳之島コーヒーを飲んで下さっていました。
味の感想を聞くと、「甘みがあっておいしかったです」と。そのときに「ああ、Douceの鹿内さんは心をこめて徳之島コーヒーを淹れて下さったのだな」と思いちょっと感動してしまいました。


コーヒー - -
お知らせ ドーナツドリッパーのご注文を下さった方へ
 ◎6月10日(水) 朝にドーナツドリッパーのご注文を下さった方へ

すみません、当方のPCの不具合で、頂いたメールが消失しました。
お手数ですが、メールでご一報頂けますか。お手数をおかけしますが
よろしくお願い致します。

coffee●g01.itscom.net ●を@に変えて送信下さい。

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