GLAUBELLCOFFEE/グラウベルコーヒーの日記です。
最新コーヒー情報、コーヒーの楽しみ方を伝えたいです。
コーヒーのあるシネマ
もう3月のことになるが、銀座のエルメス Le Studioで毎月映画が
上映されているのだけれど、『ジャック・ドゥミの少年期』をみに
いった。監督はアニエス・ヴァルダ。ドゥミの奥様だ。

この映画の舞台は1930年代のフランス西部、大西洋に面した港町
ナント。(ナントは「ローラ」などのドゥミの映画の舞台になっている)
自動車修理工の父と髪結いの母と共に暮らす小さな家でのシーンで
壁掛けの手挽きのコーヒーミルがあった。それほど裕福とも思えない
ジャック少年の(小さい頃はジャコと呼ばれていた)家では淹れる
コーヒーは豆から挽いているのだ。これは画期的ではないのか?!
なかなか素敵なミルだったなあ。

コーヒーの麻袋がでてくる場面もあった。ナントは港町だから
コーヒーが産地から運ばれる港だったのだろうか?と思った。
昔のフランスでは港町がコーヒーの文化が高かったのかな。
映画をみる暗闇の中で、独り興奮していました。

長い映画ですが、ドゥミの映画の映像も要所要所に挟まれてくるから、
ファンだったらお勧めです。

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A Film About Coffee

日本で一回だけの上映のドキュメンタリー映画
『A Film About Coffee』を楽しみにみなとみらいまで
観に行きました。

CAMP FIREというクラウドファンディング方式で一般から
資金を集めて上映が実現しました。私も期待を込めて出資し
ました。娘と夫にも観てもらいました。
アメリカ人の監督、ブランドン・ローパー氏がサードウェーブ
というスペシャルティコーヒーの流れに興味を持ち、産地から
コーヒーショップまで取材をし、3年かけて編集し完成させた
自主製作映画です。どこもスポンサーもつけずに自力で作った
ものだそうです。
 
アメリカではRitual、Stumptown、Blue Bottle、
Counter Culture、COAVA、Handsome etcが出てきます。
 
産地はルワンダとホンジュラス。

アメリカ以外では日本のコーヒー店が出てきます。
Bear Pond Espresso、OMOTESANDO KOFFEE、
Fuglen Tokyo、Little Nap Coffee Stand、大坊珈琲店。
 
+++++++++
映画の冒頭、ブルーボトルコーヒーのサイフォンが
スクリーンいっぱいにアップになって登場。
サイフォンのフラスコのなかでコーヒーが湯と
混じり合い作られていく臨場感あふれる映像に
いきなりぐっと胸をつかまれてしまいました。
もうその映像だけで胸にこみあげるものがありました。
コーヒーの神秘、素晴らしさをシンプルに感じたからです。
そして次に登場したRITUAL COFFEE ROASTERSの
アイリーンさん。彼女のコーヒーLOVEでしかない言葉の
列挙にまたまたぐっときてしまいました。
 
そして思いもかけず今はなき大坊珈琲店での大坊さん
の焙煎、豆を挽く、ネルでの点滴ドリップのあの伝説の
所作をまたスクリーンを通してみることができました。
 
スペシャルティコーヒー牽引の立役者であるジョージ・
ハウエル氏の声が素敵でした。カリスマ性がありますね。
また聞きたい声のトーンです。
 
一番印象に残ったのはSUTUMPTOWNのバイヤーの方が
ルワンダやホンジュラスで買い付けの為のサンプルの
カッピングをしていた時に語っていた言葉です。

コーヒートレーディングで大事なことは、関わった農園の
コーヒーを「買い続けること」。
 
そして、
「カッピングを通して時々出会う感動的なフレーバーを持つコーヒー」
(確かこんなことを言っていたように思う)があること。
でした。
 
たくさんの示唆に富んだ言葉だったと思います。

 
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『紫陽花とバタークリーム』

7年前にオープンした時から行っている大好きなカフェ・マメヒコ。
今は業務が忙しくなり、なかなか足繁く通うことはできないのですが
三軒茶屋のお店は今の上原店長とは長いお付き合いになっています。
その前やそれ以上前の店長&スタッフの方々とも仲良くさせて頂いて
います。

渋谷のマメヒコ飯店も素敵なお店です。滝口さんの作るご飯は心から
おいしく、いつも楽しい時間を過ごしています。


オーナーの井川啓央さんが演出・脚本・プロデューサー・編集を
手掛けた初めての映画の試写会に今晩行かせて頂きました。

マメヒコピクチャーズ第一弾『紫陽花とバタークリーム』。

72分の上映時間、明日15日(土)、以降は毎日曜日、渋谷の
「マメヒコ飯店」で6回上映予定です。 >>>詳しくはこちら

マメヒコを舞台にお客さんとスタッフとの人間模様を描いた温かな
作品です。

日々のカフェで営まれる時間が結構リアルに描かれていて、
マメヒコファンなら共感できるシーンとセリフが満載です。

スタッフとお客さんの間にはいろんな人間模様が展開されている
のですね。カフェという場と人々のつながりの堆積がお店の雰囲気
を作っているのかもしれません。

7年間通っている店が舞台になっていて、ほんとに自然なやりとりな
ものだから最後の方は、感極まってしまいました。井川さんありがとう、
みんなを楽しませてくれてと伝えたくなりました。
井川さんってやっぱり面白い人です。

 カフェのオーナー役を田口トモロヲさんが演じていて、とても好い味が
出ています。
撮影に入る前に役者さんたちが、実際にマメヒコのスタッフとして働いた
というだけあって、いつものマメヒコな自然な動きです。いつもマメヒコに
行っている人なら、「あ、そうそう!いつもこんな感じ!」と感じることでしょう。

マメヒコファンはもとより、カフェなどのひとが集まる場所が好きな人だったら
いろんな感情がわきおこってくると思います。良い映画でした。

上映後に頂いた、紫陽花バタークリームケーキとコーヒーがおいしかったこと。
上質のバターを使ったおいしいラズベリーの紫陽花色したケーキでした。



 
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